[STM32F7で作るMIDI音源] その1 開発用ボードの設計

自作MIDI音源「CureSynth」製作記事の一覧はこちら
回路図、ソースコードはこちら

自作シンセを用いた耳コピや作曲を目標にしており、ハードウェアMIDI音源を制作中です。

今回の記事では、開発用に設計した基板を紹介します。

相変わらず痛基板にしています。キュアなので(?)、「CureSynth」と命名しました。

この基板では、MIDIメッセージの解析、音の生成・出力、ディスプレイ出力などを、MCU1個で行うため、高い処理能力が必要になります。そこでMCUには、ARM Cortex-M7コアを持つSTM32F765VIT6(STMicroelectronics製)を採用しています。Cortex-M7は、SRAM容量が大きかったり、信号処理のためのSIMD命令が実装されていたりするので、シンセサイザーの製作に適していると考えています。

ちなみに、以下のペリフェラルを使うことを見越して、周辺回路を設計しています。現時点では周辺機器の仕様を定めていないので、実験用に様々なI/Oを引き出しています。

  • USART1…デバッグ用
  • USART3…MIDI受信用
  • I2C1…外部機器制御用(ディスプレイを想定)
  • SPI4…外部機器制御用(ディスプレイを想定)
  • DAC…内蔵DACからの音声出力用
  • I2S2…外部DACのPCM5102A制御用
  • その他GPIO多数

さて、次回からはプログラムを紹介します。
続きはこちら。音源部の構成について書きました。

(2017/7/20追記)
実のところ、下の動画のような感じで、既に完成しているのです。記事の更新が遅れているのですが、気長にお待ちください。

コメント

  1. kathy より:

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    ご返事をお待ちしております。

    よろしくお願いします。

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